根掘り葉掘り夫人が民生委員になった話

人間観察 ご近所編

根掘り葉掘り夫人とは

町内の井戸端会議メンバーのリーダー格の女性の話です。
このご夫人には娘が何人かおり、長女が旧帝大出身者と結婚してからは、妹たち全員が旧帝大出身者の男性と結婚しました。娘全員が旧帝大出身者と結婚したことにより町内でより権勢をふるうようになってしまいました。

一例でいうと言葉遣いです。年下にはタメ口だったのが、年長者にもタメ口をつかうようになったことですね…

未亡人をターゲット

このご婦人も根堀り葉堀りきいてきます。ターゲットを未亡人にしている場合は、49日などの法事が終わり落ち着いた頃に、家を訪ねて来るそうです。

訪問を受けた方は、慰めに来てくれたのかと話し込むと、夫人の方は未亡人の気持ちをほだすことができたと判断するのでしょう。

「遺族年金はなんぼもろてんの?」ときいてくるそうです。この手口で何人かの未亡人が年金額を答えてしまったそうです。

その内のお一人は大変悔やまれておられました。その影響かわかりませんが、旧帝大卒男性と結婚された娘の一人は40代で未亡人になってしまいました…

ネットを駆使して

他には、ネットを使って近所の情報を収集していることです。

近所の人が書いたブログを読むとかではなく、不動産会社のHPの売り物件を調べては、「○○さんの家が売りにだされている」という話をしてきます。

当初、娘夫婦が近くに越してくる予定で家、土地を探していたのかと思っていましたが、
そうではなく、近所の動きを知りたかったようでした…

不動産の話はホントに好きだったみたいで、一人っ子の学生のお子さんがいる女性には「一人っ子は、(自宅の)家、土地がもらえるからええね~」と言うそうです。

その一人っ子のお子さんの学校の様子を話題にするとかではなく、資産のことに興味を示すそうです。

他人の家の収入、資産については貪欲にきいてくるといったイメージです。そんなイメージがあるのに、その後、民生委員になったのです。勿論、事件は起こりました…

民生委員に就任して

事件は民生委員在任中に町内で生活保護を検討している方の情報を井戸端会議メンバーに話してしまったことです。

漏れた情報は生活保護を検討中の方の耳に入ることとなり行政に通報されたようで民生委員は解任となりました。

しかし、そんな経験があっても懲りていません。このご婦人母娘に遭遇した時にそう思いました。
それは病院の待合で診察中の母を待っている時のことでした。運の悪いことにその母娘もきており、私の姿を見ると飛んできました。

大学病院みたいに広い建物ですと距離を離せますが、こじんまりとした病院だから袋のネズミ状態です。トホホ・・・

病院での出来事


私の読書を中断させ、最近姿を見ないから心配していたと言った後、母娘で根掘り葉掘りきいてきました。心配しいてると言っても、この数年家へ訪ねに来たり電話がかかってくることはありませんでした。

母親のほうは確か90歳近い年齢です。それでも根掘り葉掘りきいてきます。これも根堀り葉掘りきいてくる人にありがちなのですが、その場にいない診察中の母のことをきいてきます。

読書の邪魔をされ少し腹の立った私は、なぜ、そういうことをきくのかときき返すと根堀り葉堀り夫人の方は狼狽していました。

すると今度は娘のほうが私に父が亡くなって何年?ときいてきました。これは、未亡人の気持ちをほろりとさせて年金額をきいてくる手口と似ている!と思いました。

母娘そろって手口が同じです!

そして病院での会計も同じタイミングになり、車で来ていた娘に自宅まで送るので車に乗らないかと言ってきました。仮に車に乗った場合、乗せてあげた見返りとばかりに根堀り葉堀りきいてくる予感がします。

「あんたもひつこいな!」と言いたい気持ちをグッとこらえ、丁重に断って、その場を早々に去りました。

根堀り葉堀りきく人に「なぜですか?」「どうしてですか?」といった返答をすると
追及が止まる場合がある。

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