病院で根掘り葉掘り夫人A子さん母娘に会った話

ご近所での話

根掘り葉掘り夫人A子さん母娘に病院で出会った時の話の続きです。

待合室で

待合室で私達の姿を見ると飛んで来て、近くに座るなり、自分達(根堀り葉堀り夫人A子さん母娘)のことを知っているかときくので私が「○○(根堀り葉堀り夫人A子さんの苗字)さん」と答えました。

60歳代の娘が90歳前後の母親に向かって「私達のこと、知ってるって!!」とはしゃぎだしました。

まるで芸能人が街中のロケで幼い子に自分のことを知っているかきいて、子供が知っていると返事することで喜びだす場面に似ているなぁと思いながら二人を見ていました。

そして私の母が診察室に入ったのを機にこの母娘と離れました。しかしA子さんが診察室に入るとA子さんの娘、B子さんが私に近づいてきました。母親が不在でも娘が代わって情報収集をしてきます。根掘り葉掘りきくことに関しての連携がバッチリです。

娘もまた根堀り葉堀りきいてくる

B子さんは昭和末期に私の母が主催していたお稽古教室に通っていたのだと話だしました。初耳でした。

かって自分が習っていたお稽古教室の先生である私の母に‘’おばちゃん‘’、‘’おばちゃん‘’と連呼していたので、そんな関係性があったとは思いもしませんでした。免許をもらうまでは‘’先生‘’と呼び、免許をもらった途端に呼び方が‘’おばちゃん‘’に変わるタイプの人のようです。

B子さんは私の家と親しい付き合いをしていた話をきかせることで私の警戒が解けたと判断したみたいで、根堀り葉掘りきいてきました。

しかし、私が相手せずにいると今度は「お父さん亡くなって何年?」ときいてきました。私の父の法事に出席したいからきいてきたという訳ではなさそうです。

恐らく、A子さんが「ご主人亡くなって何年?」という尋ね方で未亡人を感傷的にさせ、遺族年金額をききだすテクニックを間近でみていたから、このテクニックを使えば私も感傷的となり、根掘り葉掘りの質問に答えはじめると判断したのではないかと思います。

他人の肉親の死を自分の情報収集に使うなんてと思いますが、B子さんは死に対してあんまり何も感じないタイプなのだと思います。というのも、B子さんの妹がご主人と死別した後、B子さんに電話をした時の内容をきいて、そう思ったからです。

妹は話をきいて欲しくて電話したのだと思うのですが、B子さんは「再婚したら」の一言の返答で、妹は憤慨していたそうです。

この話から、情に薄いタイプなのだろうと思っていましたが、まさか他人にまで、肉親の死を思い出させて感情に揺さぶりをかける方法で根堀り葉堀りの質問に答えさえようとするやり方には驚きました。

そして、病院での会計も同じタイミングになり、車で来ていたB子さんが自宅まで送るので車に乗らないかと言ってきました。仮に車に乗った場合、乗せてあげた見返りとばかりに根堀り葉堀りきいてくる予感がしたので、丁重に断りました。

しかし、なかなかしつこい(^^;)

若い頃も…

話は遡ります。私が大学生の時です。


大学入学後、運動部に入りました。運動部経験は浅く、体育の成績もよくありませんでしたがスポーツ推薦で入部する運動部ではなかったので、練習にはついていけました。

しかし運動音痴を懸念する家族は退部して欲しかったみたいで、この件をA子さんの娘、B子さんに相談したのです。B子さんはスポーツ推薦で大学入学していたからです。

先ず、人選が悪かったような気はします…

B子さんに相談すると「無理!」の一言で終わったそうです。
家族にしたら退部させたかったので説得理由を得たようで満足していました。

私が思うに運動部もオリンピックを目指す部活からサークル的に和気あいあいする部活と様々だと思うのですが、そういった私が所属する部活のレベルをきかずに一刀両断する答え方が、後に、妹が未亡人になった時の「再婚したら!」の答え方と似ています。

あんまり、相手の相談背景を考えずに即答するほうが有能だと思っている節を感じますし、答えが一択しかない考え方をしているように思います。

A子さんの近所の女性が未亡人になった途端、遺族年金をききに行く姿を見ていると、夫が生存しているは‘’勝ち‘’で、夫が亡くなっているは‘’負け‘’と考えているように見えます。

だから、この娘も妹が未亡人のままだと‘’負け‘’になってしまうから再婚を勧めたのでしょう。

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