医師より先に余命宣告してくるケアマネージャーに当たった話

人間観察 介護編

「一人ぼっちになっちゃうね!」
「(利用者が)死んだら何が辛い?」
「(死期が迫っているから)親戚には連絡した?」

これは、最初に契約したケアプランセンターのケアマネージャーに定期面談で言われた言葉です。

利用者である家族は当時、かかりつけ病院の‘’いい加減な‘’診察で余命宣告をされたいました。
‘’いい加減な‘’とあるのは、後日、別の病院を受診した際に重篤ではないことが判明したからです。

冒頭の発言をしたケアマネージャーが勤務するケアプランセンターをそのかかりつけ病院が経営していました。

余命宣告してくるケアマネージャーはこのケアプランセンターの3人目のケアマネージャーでした。

このケアプランセンターは、家族が利用していた病院併設だったので、そのまま申し込みました。
当時はフルタイムで営業の仕事をしていたこと、家族も元気だったことから他のケアプランセンターと比較することなく決めました。

経験してから思いますが、時間の余裕があれば比較検討はしたほうがいいと思います。

最初のケアマネージャーは面倒見がよく、ずっと担当してもらえるものと思っていたら1年未満での退職となりました。

2人目は穏やかな方でした。この方は退職されなかったのですが、余命宣告してくるケアマネージャーが途中入社してきたことで担当者変更となりました。

余命宣告してくるケアマネージャー、馴れ馴れしい言葉遣いが気になりました。
しばらくは問題なかったものの徐々にいい加減さが目立つようになりました。​


冬、自宅で彼女と福祉用具会社の営業さん、私が3人で居合わせ時のことです。コロナでディサービスが休業していましたが、利用者家族での入浴介助は大変だろうからと曜日、時間限定で入浴だけ行う提案があったことをこのケアマネージャーが知らせてくれました。

私は自宅での入浴はヒートショックなどの不安があり、その話を受けたいことを伝えると、ケアマネージャーがすぐにディサービスに連絡するから福祉用具会社の営業さんと話を進めてくれというので、営業さんと話を始めました。

すると、彼女が携帯で話している内容が聞こえてきました。
「娘さん、(家族を)お風呂いれるの、しんどいんねんて。〇日にお風呂入りに…」と先方に伝えているのでした。

しんどいとは一言も言ってません。訂正してくれと言えばよかったのですが、福祉用具会社の営業さんとの話を早くまとめたいこともあって言いませんでした。



また別の日の面談では新聞購読している話になった時、驚いた顔をして「え~っ、新聞とってんの!」と笑いを必死に抑えながら言うので不愉快な気持ちになりました。

こうして、この抗議しない姿勢が舐めらるきっかけになったみたいです…

その頃、家族がかかりつけ病院で余命宣告を受けていたので、家族の急変に備える為にこのケアプランセンターの訪問看護師と契約しました。

看護師2人、ケアマネージャー同席で打ち合わせをしていると、ケアマネージャーが診察の時に浣腸をもらったらと言ってきました。

診察の時、医師に浣腸の提案されていないのに患者から申し出るという経験をしたことがなかったので、患者から申し出て、医師の機嫌を損ねないだろうかと思い、すぐ返事をせずにいると気色ばんだケアマネージャーが「言えないんだ!」と言い、看護師達に援護射撃を頼むかのように「言えないんだって!」と呆れたような顔をするのでした。

余計、考えていることを上手に伝えられなくなりました。

その後、この病院では患者から薬を医師に依頼することが習慣になっていることを知り、後日、ケアマネージャーから便の調子をきかれ、便秘であること言うと診察時に医師に浣腸やセンノシドをもらうように指示してきた時に薬をもらっていました。

薬の知識がなかったので、鵜呑みにしていましたが、このケアプランセンターを解約した後、別の病院で詳しく調べてもらうと浣腸やセンノシドを服薬するほどの病状ではないことがわかりました。

もしかしたら、彼女の薬のアドバイスを素直にきいた為に症状が悪化した利用者も過去には存在したのではないでしょうか。このケアマネージャーは薬剤師でも看護師でもありませんでしたが介護のプロに言われると信じてしまいまいます。

そして、訪問看護師もこのケアマネージャーに負けずと劣らない暴言を言うタイプでした。あまりの暴言だったので管理責任者に訪問担当者の変更を依頼しました。

そして管理責任者との連絡を取った数日後ケアマネージャーとの面談がありました。看護師の暴言について何か言うのかと思うと、前触れ無く、

「一人ぼっちになっちゃうね!」
「(利用者が)死んだら何が辛い?」
「(死期が迫っているから)親戚には連絡した?」と言いだしたのです。

面談は玄関先と言うものの、家族が居る部屋はすぐ近くです。病院内で余命が近い患者にリストアップされていたから、そういう言葉がでたのでしょう。

また、家族に聞こえていたらとハラハラしていると、次は先日の訪問看護師の暴言の話に切り替わっており「(利用者は認知症だからこの前の看護師の言ったことは)忘れてるよね~!」の一言です。

以上のことだけと言うとサッサっと帰って行きました。もう茫然とするしかありません。

それから、この病院関係者に家族が看取られたら、私が死ぬまで後悔すると思い、他の病院と別のケアプランのケアマネージャーを探すことにしました。

ケアマネージャーは数日で見つかり、この余命宣告してくるケアマネージャーに解約の件で連絡しました。



電話に出た彼女は私が家族の死が近いことが不安で電話してきたと思っていたようで、可哀そうに思っている感を強調した対応で、それが余計不愉快でした。

本題であるケアプランセンターの解約を申し出ると狼狽しだしました。しどろもどろの返事です。そして、なぜ解約するのかきいてくるのです。あんなに暴言吐いているのにと驚きました。

冒頭の言葉を彼女にを言われた時、主治医からは急変の可能性があることをきかされていても余命の断定は言われていませんでした。とにかく、薬のことを含めて先回りすることが好きなようです。


しかし彼女には解約後の行動でも驚かされることばかりでした。彼女の通勤経路が私の自宅前のようで、解約後も見かけます。

朝、私が用事で自宅前に立っていると自転車を漕ぎ出勤する彼女が私を遠方から確認するとニタ~ッと笑いながら、大きな声で「おはようございます!」と言ってきます。

また、体調が回復した家族と散歩している時も自転車でその横を通り過ぎる時に「こんにちは!」と言ってきます。

こっちが不信感を露わにしていても無頓着です。私達が徒歩で自分が自転車だから追いつけることは無いものと見越していると思います。

挨拶はマナーだと思うのですが、その前に言うことがあるのではないのでしょうか。「お元気になって良かったですね」などを。

別の日には○○病院の刺繍が入った制服を着てるのにも関わらず、5方向に別れている複雑な交差点の赤信号を無視して自転車で猛スピードで走って行く彼女を見ました。

その行動を早い段階で見ていたら、このケアプランセンターの変更をもっと早くしただろうにと思いました。

「死んだら何が辛い?」と言う言い方や、制服着用での交通ルール無視の行動を見ていると帰属意識が低いように思います。

余命宣告してくるケアマネージャーに当たった場合、そのケアプランセンターも理不尽な人材が集まっている可能性が高いので、ケアプランセンターごとの変更でいいと思います。


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