いじめっ子のその後

友人・知人の話

小学生の時、私が先生に注意されたり、失敗するとその場に駆けつけては、更に追い打ちをかけることを言う男子児童がいました。

幼い男の子の好きな子いじめといった感じではなく、気にいらないことがあれば八つ当たりしにくるのでした。見るからに腕が立つ子で口もたつこともあり、どうすることもできませんでした。

調理実習の授業の時のことです。必要道具を持ってこなかった為、調理実習室の後方で児童が何人かたたされることがありました。この男子児童も立たされていました。

その時、調理実習をしていた私の班の机がこの男子児童の立たされている場所と近かった為、不器用に調理している私に「そんなやり方ちゃうわ、あほ!」と怒鳴ってきました。

調理実習に参加できない腹いせを私にしていたのでしょう。後方の位置だったといいうこともあり、そういう罵声をだしていても担任に叱られることはありませんでした。

また、ある時は休み時間に私がクラスメイトとケンカしてたまらなくなり大泣きしていると、この男子児童が面白いものでも見るように「どうしたん?」と笑いなが近寄ってきました。

この尋ね方で余計感情的になった私は、犬でも追い払うように手を振りましたが、この対応が仇となりました。

泣いている私の側に担任がやってきて、様子を私に尋ねていると、男子児童が横から「僕が、どうしたのかききにいったら追い払おうとしたんですよ!」と密告のように担任に報告するのでした。

兎に角、相手を貶めたい、八つ当たりしたいという気持ちが丸出しの児童でしたが中学校進学してからは、絡まれることなくすみました。しかし社会人になってから思わぬ場所でその児童の噂をききました。

仕事場で同じ小学校出身だという人と話す機会があり、あの児童とも知り合いだというのです。私からは、その児童の近況はたずねませんでしたが、先方からは警察の世話に何回かなっているとききました。

その話をきいただけで具体的に何があったのかをきく気にはなりませんでした。警察の世話とは、口頭注意ですむものだったのかどうかわかりませんが、驚くと同時にやはりという納得感もでました。

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