近所の絡んでくるおじさんの話

ご近所での話

20年位前に定年退職された近所の男性、根堀り葉堀りDさんの話です。

Dさんとは元々面識はなく、奥さんと出会ったら挨拶する程度でした。
状況が変わったのは、私が社会人になり通勤時にバス停付近で出会うようになってからです。

Dさんは、もう定年後だったので何かの用事でバスに乗っているようでした。

夕方、駅でバスに乗車すると声を掛けてきて私の隣に座ってきては根堀り葉堀りきいてくる、別日にバス停から自宅に帰っていると、背後から声を掛けて来るので、あまりいい印象はありませんでした。

夫婦で教員されてたということ、その夫妻に私と年の近いお子さんがいらっしゃることは知っていました。

そのお子さんとは同級生ではないので面識もありませんが、私のことが気になるようでした。
家族からは私が正社員かどうかをきいてくると言われたことから警戒するようにしていました。

それから私も忙しくなり、Dさんのことは忘れていました。

ある春の日、自宅前を掃除していると、自転車をこぐ高齢男性に
「○○さ~ん、掃除ですか!」と言われました。

驚き、走り去った高齢男性の後ろ姿をみるとDさんでした。

それ以降、自宅前の掃除をする時間を変えることで出会わなくなりました。
しかし、これで解決したわけではありませんでした。

家族と用事で道を歩いていると、前方にこちらに向かって自転車をこぐDさんがいました。
挨拶くらいで済むと思っていたら私達のほうへ近づいてきました。

家族に「元気にしてるんか?」ときいてきました。うちの家族はDさんより明らかに年上で、そんな親しい付き合いはありません。

もう、唖然とするばかりです。家族は嫌な顔せずに対応していました。

Dさんの自宅近くを歩く機会があり、見ると玄関周辺にビニール袋で包まれたよくわからない物が集積している状態でした。

昔、私が小学生の低学年の頃、Dさんの奥さんからお子さんのお下がりのオモチャ、本をもらうことが1回だけありました。私の家族は、Dさんにお下がりがあれば欲しいといったことはなかったので、不思議に思ったことがあります。

今、思うと処分できなかったんではないかと思います。その積み重ねが玄関周辺にあらわれているのではないかと思います。






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